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天体観察会の出来不出来 [博物館の仕事(天文)]

 望遠鏡などを使ってみんなで天体を見る会を、公開天文台などでは一般的に観望会といいますが、三瓶自然館サヒメルでは天体観察会と呼んでいます。
 プラネタリウムの投影は一人で行うものなので、その良し悪しは担当する解説者の力量にかかっていますが、天体観察会がうまくいくかどうかにはいろんな要因がからみます。
 まず、天体観察会は一人ではできません。特にサヒメルの場合は複数の望遠鏡があるので、少なくとも使う望遠鏡の数だけスタッフが必要です。司会者のしゃべりや進行が会の成功を左右することは確かですが、そのほかのスタッフが行うお客様への応対もまた重要です。
 しかし、それらにもまして大きな要因は、なんといっても天気です。いくらうまく会を仕切ったところで、曇りがちな空ではお客様には満足してもらえませんし、逆に晴れれば言葉はあまりいらないでしょう。ただ、天気のことばかりは、私たちの努力のおよばないところです。
 その点、今夜の観察会は上出来でした。特に21時からの回は、薄明も終わり雲一つなく最高の星空でした。たとえ望遠鏡を使わずただ肉眼で星を眺めるだけだったとしても、お客様は満足されたのではと思えるほどでした。
 「晴れればすべてよし」と、ボランティアスタッフがよく言っています。天気がよく月もなければ、漆黒の闇に満天の星。それだけで感動できる三瓶の夜空です。
 
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