SSブログ

いつ星が好きになったか? [学芸員への道]

 「昔から星が好きだったんですか?」とよく聞かれます。「はい」とは答えますが、いつごろから、何がきっかけで好きになったのかは、実は覚えていません。
 子どものころから理科が好きで、特に宇宙のことに興味を持っていたと思います。小学校高学年のころには間違いなく宇宙が好きな少年になっていました。そんなふうにいつの間にやら「好き」だったのですが、その後「何より好き」と少なくとも当時の自分自身が思うようになりました。そのきっかけは、中1のころに集中して起こったいくつかの事件にあったと思い出せます。
 ひとつは、ボイジャー1号が土星に接近したこと。そのボイジャー撮影の土星が表紙の「天文ガイド」1981年1月号を本屋で見つけたこと。同じく本屋で「天文年鑑」という小さな本を見つけたこと。1981年版だったそれを、ぼろぼろになるまで見ましたね。使われている用語が新鮮で、こんな世界があるのかと思いました。そして、スペースシャトル・コロンビアが宇宙へ初飛行したこと。どれも、今の仕事につながるほど私を天文好きにさせたできごとだったのですが、それにもまして、大きな衝撃だったことがありました。
 それは、テレビ番組「コスモス(宇宙)」の放送です。この番組が私の人生に大きな影響を与えたといって過言ではありません。
 本を読まない子どもだったので、テレビばかり見てないで本を読めと、親によく叱られていました。「コスモス」についてはいい番組なので決して見るなと言われたわけではありませんが、本を読んで人生が変わっても、テレビを見て人生が変わるなんて、私の親の世代なら思ってもみないでしょうね。でも、「コスモス」は本当にすごい番組でしたから、私と同世代なら同様に影響を受けた人も少なくないでしょうし、私の感覚を肯定してくれる人もいるのではないでしょうか?
 さて、その「コスモス」の話は、いくらでも書けてしまいそうですので、今回は一旦置いて、また、次回改めて書くことにします。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。