SSブログ

土井隆雄宇宙飛行士のこと [博物館の仕事(天文)]

ニュース | So-net
  【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=増満浩志、安田幸一】日本人宇宙飛行士・土井隆雄さん(53)が搭乗する米スペースシャトル「エンデバー」が米東部時間26日午後8時39分(日本時間27日午前9時39分)、ケネディ宇宙センターに着陸した。
 土井さんは、国際宇宙ステーション(ISS)に日本初の有人宇宙施設「きぼう」の船内保管室を設置する重責を果たし、2度目の宇宙となる16日間の任務をすべて無事にこなした。
- 読売新聞 [03/27(木) 09:48]
 宇宙飛行士の土井隆雄さんが帰還しましたね。
 土井さんが宇宙飛行士に選ばれたのは1985年のことでした。当時私は大阪府堺市のある高校で天文気象部に所属していましたが、同じ市内にある別の高校の天文部では先輩が宇宙飛行士になったとのことで、うらやましかったものです。東京生まれの土井さんは、その堺の高校から一旦は早稲田大学に入学するも、退学して東大に入り直すという秀才ぶり。今のところ日本の宇宙飛行士はそんな優秀な人たちばかりですが、土井さんは宇宙工学の博士でありながら、天文ファンでもあるところに親しみが持てます。もっとも、特注の30cm反射望遠鏡を持ち、2つの超新星を発見し、2004年にはアメリカの大学院で天体物理学の博士号を取得しているので、アマチュアの域を超えているのかもしれません。そういうところで私が最も尊敬する日本人宇宙飛行士です。
 「火星に行けたら死んでもいい」という土井さんの言葉があるそうです。いつ、どこでの発言かがわからないので、ご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただきたいのですが、ともかく宇宙飛行士らしい言葉だと思いますし、私も同感です。
 1997年に日本人では初の船外活動、つまり「宇宙遊泳」をした宇宙飛行士にもかかわらず、また、毛利さん、向井さんとともに日本人最初の宇宙飛行士に選ばれたにもかかわらず、若田さんに先を越され宇宙に出たのが4人目になったこともあってか、今ひとつ知名度が高くないと思われたのですが、今回のミッションの活躍で人気も高まったことでしょう。ただ、今年末か来年、「きぼう」組み立ての最後のミッションでは、若田さんが国際宇宙ステーション(ISS)で日本人初となる3か月の長期滞在をした後、「きぼう」を完成させるという注目度の高い仕事をするので、きっと若田さんが一番目立つことになるんでしょうね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。